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  人生の中の壁(2005.9.14)

最近、私の周りには「壁にあたっている」という人が複数おられます。

人生の中に於ける壁は、目標であったり、時には障害であることもあります。

そして誰しもが、その壁にあたった時、何とかしてその向こうに行きたいと考えることでしょう。

今日は、人生の中の壁について、私なりの考えを簡単に述べてみようかと思います。

 

壁の向こうに行くには3つの方法があります。

1.頑張って壁の上を乗り越える。
2.強引に壊して壁を無くす。
3.遠回りかも知れないが、壁の無い所までまわって向こうに行く。

この中で、社会生活の中で最も要求されるのは、1の「頑張って壁の上を乗り越える」ことかも知れませんね。
職場や家庭、もしくは学生であれば学業や部活でもそうかも知れません。
趣味でも技術的なことを要する場合は壁にあたることもありえますね。

そして何とか一気にそれを越えようと焦って、かえって空回りすることも少なくありません。

 

ではその壁を乗り越えて行くにはどうすればよいのでしょうか。

 

ここで考えなくてはならないのは、もしその壁が一般的に建築で言われる壁ならば、ブロック塀を越えるような感覚で、向こうに着いたらまた元の高さまで戻ってしまいます。

しかし、人生の中で当たる壁とは、越えたらまた元の高さになるのではなく、その壁の高さで歩いて行けるようになると私は考えます。

つまり、2階に上がっていくようなものです。

 

これが建物ならば、エスカレーターやエレベーターという便利な道具を人間は作ってきました。

しかし、人生の中で2階に上がっていくためには、そんな便利な道具はありませんね。

ましてやエレベーターもエスカレーターも、電気が止まればストップしてしまいます。

私達が自分の家で2階に上がるのはどうしているでしょう?

そうです。普通は階段ですよね。

では、その階段は何段あるでしょうか?

1段2段で2階まで行けるでしょうか?

いえいえ決してそんなことはないはずです。

何段にも小刻みに、そしてそれを1歩1歩上がって行くのではないでしょうか。

 

人生の中で壁に当たった時に、先にも書きましたが人間の心理として「何とか一気に越えたい」と思うものです。

しかし、確実に上がっていく最も近道は、一気ではなくそこに階段を作ることではないかと私は思います。

1段1段の高さも、角度も形も、自分に合わせた階段を作っていくのです。

 

あるマラソン選手が以前言ってたのですが、42.195キロという長い道のりを走り抜くには一気にゴールを目指しているのではなく、目の前の目標(何か建物等)を見つけ、そこまで行ったらまた次の目標という形で少しずつ進んで行くのだということでした。

それが最も早くそして確実にゴールにたどり着くということでした。

 

また、ビルの建設でもそうですね。どんな高層ビルでも、一気に高いものは作れません。

基礎をしっかり固めてから、少しずつ上へ上へと作っていきます。

 

私達が壁に当たった時に大切なのは、一気に越えようとせずに、このように少しずつでいいから確実にいくことではないでしょうか。

 

10の高さの壁だったら、5の高さの階段を2段作って昇れないと焦るよりも、1の高さを10段でもいいじゃないですか。

1の高さもきつければ、0.5を20段でもいいじゃないですか。

1段のステップの幅を広げれば角度も緩やかになり、昇りやすくなります。

手すりをつけてもいいですね。

真っ直ぐでなくともいい。螺旋階段もまた必要かも知れません。

 

そしてもう1つ、決して忘れてはならないことがあります。

それは、神が共にいるということです。

 

モーセは、シナイ山に1人で登りました。決して登山道など整備されてなかったと思います。

荒れた険しい斜面を、どうして登っていったのでしょうか。

神が共にいて導いたからです。

約束の地まで何十年もかけてどうして進んでいけたのでしょうか。

そこに神が共にいてくださったからです。

神は海をも道に変えて私達の歩く道を作ってくださるお方です。

 

時には1段1段の階段となって、時には手すりとなって私達を支えてくださいます。

壁に当たった時に最も必要なのは、神への信頼そのものではないでしょうか。

そうすれば必ずや、その人にあった階段を用意してくださると私は信じています。

決して焦る必要はありません。

今出来ること、今日出来ること、無理せずにそれを1段ずつ昇って行って、最後に2階に着く…

それでいいのではと私は思います。

 

これは信仰に於いても言えると思います。

神はその人にあったスピードで導いてくださいます。

幼児洗礼を授かった人もいれば、100歳を超えてから受洗なさった人もいます。

しかし感じることは、それまでは神に任せていたスピードを洗礼を授かったと同時に自分でコントロールしようとしてしまい「あれもせねば、これもせねば、あれはしちゃいけない、これもやっちゃいけない」と、急に何もかも一気に自分を縛り付けてしまってスピードを出しすぎて間違った方向に進んでしまったり、ギャップに苦しんで辛くなってしまうことは決して少なくはないと思います。

洗礼はスタートです。

一気にゴールを目指す必要はありません。

焦らずじっくりとその人にあったスピードで神は導き成長させてくださることを信じて、信仰という階段を1歩1歩進んでいければよいのではと思っています。

 

人生の壁の話に戻りますが、場合によっては決して越えるだけが最善ではないこともあるということは、覚えておいておかなくてはならないと考えます。

時には、じっとそこで我慢して、その壁が自然に消えるのを待つこともまた、必要な時もありえます。

ある意味、乗り越える以上に勇気がいる場合もありますね。

しかしどんな時も神が共に居てくださることを決して忘れずに、導きしたがって行く(生く)ことが最も近道だと信じて、今日も歩いていきたいと思います。

 

    [1] 
 前のテキスト : パウロについて(2005.9.16)
 次のテキスト : 光と闇…(2005.7.15)

 

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by 管理人 マルセリーノ(marcelino)

2005.4.15

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