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  ネットで見つけた短い名文(2006.5.20)

行き詰まり症候群

 

アンデイ 美湖
(訳 美湖 純子)

 

1:行き詰まりの悪循環
Copyright 2001 Andy Meeko

 

私はオムツをしている時から教会に行っていました。
宣教師,そして開拓伝道者の息子として、このことに関して選択の余地はありませんでした。
教会から教会へと引きずりまわされ、正直言って家でテレビでも見ていたいと思いました。

しかし,幸いなことに神の恵みによって、結局は教会を愛するようになりました。この40年間世界各地の数十の教会で、様々な種類の教会を見ることが出来ました。ある教会は活気に溢れ,ある教会は行き詰まっていました。

日本においても色々な教会があります。ここ数十年の教会の歩みを振り返って、一つのことが明白なようです。

日本の多くの教会は行き詰まっているということです。その統計はよく知られています。なぜ何年経っても日本のクリスチャン人口1%の壁を破ることが出来ないのでしょう。なぜ毎年48以上の教会がひとつの教会しか開拓できないのでしょう。なぜ教会出席者は35人しかいなくて、成長率がとまっているようにみえるのでしょう。この状況はもう長いこと続いています。

 

なぜ教会は行き詰まっているのでしょう。簡単に答えられることではないと思います。
「韓国の教会はどうしてそんなに成長しているのですか」というよくある質問に答えるのと同じように難しいことです。もちろん多くの専門家がアメリカや韓国から日本にやってきて、何をしなければならないか教えようとします。しかし彼らが尻尾を巻いて帰っていく姿をよく見ます。日本で何年も働きをしている人たちは皆、何度も壁にぶち当たる経験をしているようです。疑いなく日本は難しい国です。時々私たち自身がもっと難しくしているかもしれません。

 

しかしながら例外もあります。私はこの例外を直接見ながら成長する特権にあづかりました。私の両親は日本で教会を開拓しましたが、私は彼らが生き詰まりの泥沼に落ちることを見たことはありませんでした。彼らは違う時期に二期日本にいました。最初の時は戦後で山形に、10年に満たない間でしたが、10以上の教会を開拓しました。

 

第二期は 70年代で、東京で働きました。父は5年間に5つの教会を開拓する計画を立てました。ほとんどの働き人はあっけに取られ、今は戦後の日本と違うと忠告しました。彼らは、状況は変わってきているのでひとつの教会を目指すようにと助言しました。結果はどうなったでしょう。

父は何度か脳卒中の発作を起こしたので、途中で働きを退かなければなりませんでしたが、5年未満で3つの自立教会がおこされ、2つの教会の基礎が築かれました。後にこの2つの教会も、父が要請した助けによって建てあげられていったのです。(私の両親は東京での働きのためにミニストリーの基金を宣教団体から受けることが出来ませんでした。教会の信者たちですべての基金をまかなったのです。)

 

30年かかってひとつの教会を開拓した人に会うことは稀なことではありません。ひとつも開拓できない場合もあります。

再び問うてみたいとおもいます。なぜこの働きはこんなに違ったのでしょう。

 

私は主な原因を分かっていると思いますが、ここでは留めておきたいと思います。それぞれの教会は指紋のようにその性格においてユニークなものであるということを、私たちは見逃しています。それで、教会のユニークな状況に、困難であるけれど非常に重要な働きをするより、簡単な答えを求めてしまうのです。

 

しばしば私たちは、教会を部品をとって修理できる機械のように見てしまいます。古いところを擦り取って新しく取り替えようと。しかし実際には、教会は有機体であり命があり、それは個々の命あるものが合わさったものより大きく複雑に絡み合っているのです。行き詰まり症候群の様々な要素を見ていく中で、皆さんが自分の中に答えをみつけることと確信しています。

 

具体的に行き詰まりとは何でしょう。Kenneth Halstead は著書 From Stuck to Unstuck のなかで、行き詰まりとは ”神の与える愛と命が閉ざされている状態”だと定義しています。私たちのなかで、また私たちを通して神が現わされるのでなく、行き詰まりの悪循環に入り込み、教会堂の支払いだけに追われているかもしれません。

私たちが行き詰まっているとき、それが明白であるはずですが、しばしば私たちはそれに気付いていません。

 

ここに Halstead による行き詰まった教会の指針を挙げてみます。

 

不一致と責任転嫁のサイクル
青年の不在
新入会員を集める能力の欠如
出席者と献金の減少
退屈な礼拝と交わり
明白なヴィジョンとアイデンティティの欠如
建築と金銭に没頭
現在と将来を犠牲にして伝統に固執

 

個人的に私はこれらの要素を教会の中で何度も何度も見てきました。たとえば責任転嫁のサイクルを考えてみましょう。教会は牧師を雇ったり解雇したりします。

教会は問題の根源とおもわれる信徒を間接的に追い出したりします。責任転嫁の牧師は問題のために信徒を非難し、信徒は牧師を非難します。そして日本において教会が文化を非難するのをよく見ます。

 

私たちは人々が教会に集まってこないのを世の中のせいにします。光は暗闇を 照らすと言われています。もし状況が暗いなら光が非難されるべきです。私は以前こんな冗談を言っていました。「もし日本が変わったなら、私はどんなにすばらしい宣教師になるでしょう」と。責任転嫁はちょっと馬鹿げています。そして何も変わらないのです。

多くの教会は盆踊りのようです。悪循環はどんどんどんどん周り続きます。人々の場所は変わりますが実際には何も変わっていません。敵はこの踊りが地域の寺でなされる以上に地域教会でなされるのを喜んでいることでしょう。しかし行き詰まりは悪のせいですか?必ずともそうではありません。

 

しばしば行き詰まりは人々が正しいことをしようとする結果おこるものです。すばらしい動機が時には行き詰まりの根となっています。たとえば、何か過去において非常に意味があり、多くの実を結んだことから学びすぎ、人々はそれを手放すことが出来ず、過去においてなされたように現在でもなされることを願って、繰り返し繰り返し行うのです。

 

私は何度か特別伝道集会に招かれ、求道者が誰も来ていないことがありました。一般的にこのような集会は地域教会であまり参加者が集まりません。

しかし全国の多くの教会でこれはアウトリーチの主要な方策として残っています。一度うまくいったことは、そこから十分に学びすぎ、それを手放すことが出来ないのです。

 

それではこの悪循環が終わることなく、私たちが行き詰まりから開放されないとどうなるのでしょう。この国にどのような希望があるのでしょうか。人々はどこに神の与える愛と命を見つけることができるでしょう。それは恐ろしい命題です。

 

これほど長い間教会は行き詰まり、日本は伝統的仏教や神道の大リバイバルに備えているかもしれません。これは今人気のある新興宗教ではなく、宗教史の本拠地です。仏教も神道も日本の文化に生活に人々の心に多大な影響力があります。たとえ名目上の関わりにしても、、、。

 

しかもこの両者の経済力、施設はとめどもなく大きいのです。私たちは日本の伝道は難しいと思うかもしれませんが、今このときほど機会が大きく開かれていることはないかもしれません。

 

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※これは、ネットで偶然に見つけた文章です。

日本の教会の現状を的確に見た、短いながらも、客観的に表している文であると感じました。

私も今まで多くの教会や信徒と出会う機会がありましたが、やはりそんな中で考えさせられるのは、今の日本の教会や信徒の現状です。

素晴らしい働きをし成長している教会もあれば、残念ながらそうでない教会もあります。

信徒にも様々です(個性という意味ではなく)。

今、長い間、多くの人々の意見をお聞きしたり、本を読んで勉強していますが、少しずつまた私なりの見解を、ここにも掲載していきたいと思います。

 

作者のアンディ美湖氏、訳の美湖純子氏への連絡方法がネット上では不明のため許可を得ず掲載しましたが、もし連絡方法をご存知の方がいらっしゃいましたらご一報いただけたら幸いです。

 

    [1] 
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by 管理人 マルセリーノ(marcelino)

2005.4.15

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