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キリスト教の教えは、聖書の教えそのものです。
罪とは…
救いとは…
クリスチャンとは…
教会とは…
祈りとは…
そのような疑問に、1つ1つ聖書から答えています。
1歩踏み込んでキリスト教の教えについて知りたい人には、とても参考になると思います。
あなたに人生の意味の答が、もしかしたらここにあるかも知れません。
6 罪 |
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T.罪とは何ですか。
聖書を読み進むと、罪とその原因と解決がずいぶん強調されていることに、誰でも気づくでしょう。罪と言われれば、すぐ法律を破ることや殺人犯に関連したことなどを思い浮かべます。しかし、聖書でいう「罪」とは、神様が完全であられることに対して、欠けていることを意味します。 ローマ3:23に「人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっています。」と書いてあります。「神様の栄光」とは、神様が100満点の完全なお方であると考えれば、罪というのは合格点に満たないということです。全ての人は罪人です。聖書の中で、罪は次のようにも表現されています。
A.神様の立法を破ること。 (ローマ5:13) B.神様に対する反逆、または不法。 (1ヨハネ3:4〔口語訳〕) C.道徳的な不純。 (詩篇32:5) D.悪い行いと同じくらい、悪い思いも罪です。 (マタイ5:28)
U.罪の起源
記録されている一番最初の罪は、天で行われました。ル−シファと言う天使が、神様と同等の地位を求めたのです。 イザヤ14:12−14 その高慢の罪のために天から追い出され、聖書のほかの箇所では悪魔、またはサタンと呼ばれるようになりました。
地上での最初の罪は、創世記3章に描写されています。エデンの園で行われました。神様は、善悪の知識の木の実を食べてはいけないと、アダムとエバに命じられたのです。彼らは、神様にそむいて禁じられた木の実を食べ、罪を犯した人となりました。
V.罪の結果
A.人類の祖先であるアダムとエバは、知識の木の実を食べて罪を犯し、自分たちが裸であることに気がついて、神様から隠れようとしました。 (創世記 3:7-8)
B.罪の罰は、死です。アダムは、罪を犯して霊的に死にました。そのために、神様から離れ、神様のみ許から追放されました。そして、肉体的にも死ぬようになりました。もちろんすぐには死にませんでしたが、アダムの体は死ぬように定められたのです。 (ローマ5:12)
C.アダムの罪の性質は、全人類にまで及びました。罪のある親の子供として生まれたのですから、人は皆生まれながらにして、選択の余地もなく、行動においてもみな罪人なのです。アダムの長男カインも、人を殺しました。このようにして、全人類に罪の影響が及ぶようになったのです。人は皆罪人として生まれてくるので、霊的に死んでいるし、やがて肉体的にも死ぬように定まっています。この点については、ローマ5:12−18をよく読んでください。
D.人間の罪のために、全ての被造物が、神様に呪われたものとなりました。アダムの長男は人殺しになりました。茨とアザミはこの呪いのしるしと言えるでしょう。 創世記3:14−19に、ほかのしるしも述べられています。現代人は、人間の堕落を、ただ人間的な失敗や間違いの結果だと説明します。ある心理学者は、知識や技術に関する進歩を指して、人間はだんだんよくなって来ていると説得します。けれども、墓地、刑務所、病院、また葬儀屋がある限り、罪がなくなっているというわけではありません。 どんな名目であれ、涙、病気、悲しみ、痛み、および死は、罪による結果の明らかなしるしなのです。人間はなぜ罪を犯すでしょうか。ヨハネ8:44を読んでください。 罪は天で始まり、地獄で終わるのす。(黙示録20:10)
W.罪の刑罰
「罪が支払う報酬は死です。」(ローマ6:23) 神様は、罪の刑罰が死であることを定められました。人間が、神様のみ前で認められるように、自分を完全にする方法はありません。「人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、」(ローマ3:23) これが、霊的な死と肉体的な死を意味することは、もう学びました。この刑罰は償われなければなりません。神様は、罪のために私達を罰するか、あるいは私達を清めてその罪を赦す、いずれかの方法を取るのです。
人間が罪の中で生きている限り、霊的には死んでいるし、肉体的な死にも直面しています。死ぬ時にまだ罪の中にいるなら、永遠の死を受けるのです。それは、永遠に神様から追放され、自分の罪のために火の池の中で苦しむという意味です。これは、黙示録20:14に語られている第二の死です。
V.罪の解決
神様は、人間が自分の罪のために、永遠に苦しまないように、解決方法を備えてくださいました。人間の罪を解放するために、御自分の御子を世に送ってくださったのです。 主イエス・キリストは、処女マリヤから生まれました。処女から生まれたのは、罪の性質を持たないで生まれるために、絶対必要でした。これによって、アダムの罪の性質を受ッ継がなかったのです。 全ての人間の中で、イエス様だけが罪のない人間でした。自らの意思で、十字架上で人の罪の罰を受け、聖なる神様のすべての要求を満たしてくださったのです。イエス様によって罪の罰が償われました。 自分が罪人だと告白して、主イエス・キリストを自分の救い主として受け入れる人に、神様は永遠の命を授けてくださるのです。(2コリント5:21) このことは、「救い」の項で、さらに詳しく説明されます。)
人がキリストを信じたら、罪の魔力と罰から救われます。これは、人がもはや罪を犯さないという意味ではありません。しかし、人の過去と現在と将来の罪が全部赦されて、そのために裁かれないという意味なのです。 キリストが死なれたのは、まだあなたが生まれる前であり、しかもあなたの罪のためだったことを思い出してください。キリストにあるクリスチャンは、罪とサタンの力と快楽のために生きるのではなく、神様のために生きる力を勝ち得ているのです。
イエス・キリストが十字架の上で死んでくださったのは、このためなのです。 「そして、十字架にかかって、自らその身にわたしたちの罪を担ってくださいました。わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです。」(1ペトロ2:24)
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