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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第122課 サウロの改心 |
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ステファノが石を投げつけられて殉教した時、その場にサウロという若者がいました。サウロは石を投げつけませんでしたが、ステファノ殺害には賛成していましたので、サウロはひたすらエルサレムで家々に押し入って、イエス様を信じる人々を捜し、みつけると彼らを引きずり出して牢に送っていました。 更にエルサレムだけでなくダマスコの待ちにもキリスト信者がいることを聞いたサウロは、彼らを逮捕するためにそこへ出かけて行きました。 ところがサウロがダマスコに近づいた時、突然、天から輝く光が射して彼を包み、サウロは地に倒れました。その時、「サウロ、サウロ、なぜ私を迫害するのか」という声が聞こえてきました。 サウロが「主よ、あなたはどなたですか」と尋ねると、「私はお前が迫害しているイエスである」という答えが返ってきました。そして続けてイエス様は「さあ、立って町に入れ。お前のなすべきことが告げられるであろう」とおっしゃいました。 サウロが立ち上がると、目を開いているのに何も見えなくなっていましたので、同行の人たちが彼の手を引いてダマスコに連れて行きました。 その3日後、イエス様はダマスコでアナニアという1人の弟子の前に現れて、サウロを尋ねるようにお頼みになりました。アナニアはサウロがキリスト信者の過酷な迫害者であることを知っていましたので、それに抗議しましたが、イエス様は「さあ、行け。彼は異邦人や王たち、また、イスラエルの民にも、我が名をもたらす器として、私が選んだ者である」とおっしゃいました。 それでアナニアは、サウロが泊まっているところに行って彼の上に手を置きました。するとサウロの目は再び見えるようになりました。 その時サウロは洗礼を受け、キリスト教の熱心な宣教師に生まれ変わりました。その変化が起こった時から、サウロはパウロと呼ばれるようになりました。 (使徒言行録8・1〜3、9・1〜19)
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