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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第121課 ステファノの殉教 |
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イスラエル人の大祭司たちは、イエス様を十字架につけて殺すことによってキリスト教(当時はこの表現ではありませんでしたが)そのものを滅ぼそうとしました。 しかしイエス様は復活なさって聖霊がイエス様の弟子たちの上にお降りになり、その後、弟子たちの熱心な宣教活動とイエス様の御名によって行なわれた奇跡によって、イエス様を信じる人々はますます増えていきました。 それを知った大祭司たちは、キリスト信者に対する厳しい迫害を初め、大勢の信者が殉教しました。最初の殉教者はステファノという青年でした。 ステファノはイエス様の「み教え」を熱心に人々に宣べ伝えましたので、ある日、逮捕されてイスラエル人の衆議会に連れて行かれました。その時、「彼の顔はあたかも天使の顔のように見えた」と聖書に書かれています。 ステファノが衆議会の人々の前に立つと、ある人々は彼がモーセに背いていると言いましたが、ステファノは彼らにイスラエル人の歴史を思い出させて、モーセがイエス様を預言したことを説明しました。そして昔のイスラエル人が、モーセや他の預言者たちの指導に背いたのと同じように、今、彼らは預言された救い主イエス様に背いて彼を殺してしまったと述べました。 それからステファノは天をじっとみつめて「ああ、天が開けて、人の子(イエス様)が神の右に立っておられるのが見える」と言いました。 それを聞いた人たちは、腹を立ててステファノを町の外に引き出し石を投げつけました。聖書には「彼らが石を投げつけている間、ステファノは『主イエス、私の霊をお受けください』と祈った。そして、ひざまづいて、大声で『主よ、どうぞ、この罪を彼らに負わせないでください』と叫んだ。こう言って、彼は眠りについた」と書かれています。 その時ステファノはイエス様の模範にならって自分の迫害者のために祈りながら亡くなり、あとに続くすべてのキリスト教殉教者の模範となったのです。 (使徒言行録6・8〜7・60)
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