|
イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第117課 ガリラヤ湖での出現 |
|
|
|
イエス様が復活なさったあと、イエス様のお言葉に従って弟子たちはガリラヤへ行きました。そこで夕方、ペトロとヨハネと数人の仲間たちはガリラヤ湖で舟に乗って漁に出かけました。 次の朝、舟が百メートルくらい陸から離れた時、イエス様が岸辺にお立ちになって「みんな、何か魚はないのか」と尋ねられました。弟子たちはイエス様であることがわからず、ただ「ありません」と答えました。 するとイエス様は「舟の右に網を打ちなさい。そうすれば、捕れる」とおっしゃいました。弟子たちがその通りにすると魚がいっぱいかかりました。 それを見たヨハネが「主だ」と言うと、ペトロはすぐに湖に飛び込んでイエス様のところへ泳いで行きました。他の弟子たちは魚のかかった網を引きながら舟で岸辺に急ぎました。 彼らはイエス様のところに着くと、イエス様が持っておられたパンと1匹の魚に加えて、網から何匹もの魚を取って、イエス様と一緒に食事をしました。 食事が終わるとイエス様はペトロに「あなたは私を愛しているか」と3回お尋ねになりました。ペトロが3回とも「はい、主よ、ご存知のように、私はあなたを愛しております」と答えると、イエス様は「私の羊を飼いなさい」とおっしゃいました。 その時イエス様がおっしゃった羊は御自分の弟子たちを意味しています。1年以上も前にイエス様はペトロを御自分の代理者として、弟子たちの頭、つまり教会の頭にお定めになりました。 イエス様が逮捕された時、ペトロは3回イエス様を拒みましたが、あとでペトロは悔い改めましたのでイエス様は彼をおゆるしになって、そして、ペトロが3回「あなたを愛している」と言ったことにより、御自分の弟子たちの頭として彼の権限をはっきりと承認なさったのです。 (ヨハネ21・1〜18)
|
|
|
|
|
|
|