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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第113課 イエスの復活 |
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イエス様が亡くなられた日は金曜日でした。その翌日の土曜日はイスラエル人の安息日で、死体を片付ける仕事さえもしてはいけない日でした。そのため、イエス様と、そして一緒に十字架に付けられた2人の犯罪人の死体が安息日に十字架に残っていることのないように、大祭司たちは総督ピラトの許しを得て、彼らの脚を折って死を早めるように兵士たちに頼みました。 兵士たちは2人の犯罪人の脚を折りましたが、イエス様はすでに亡くなられていましたので、イエス様の脚は折りませんでした。しかしイエス様が亡くなられたことを確かなものにするために、兵士の1人が槍でイエス様のわき腹を突き刺しました。するとすぐに血と水が流れ出てきました。 そのあとイエス様の弟子であったアリマタヤのヨセフという金持ちがピラトに頼んで、イエス様の遺体を十字架から降ろして布で包み、近くの墓に葬り、墓穴を大きな石で塞ぎました。 しかし大祭司たちはイエス様の亡骸(なきがら)が盗まれないように墓の番をして欲しいとピラトに願い出ました。彼らの願いに応じてピラトは数人の兵士を墓に送り込みました。兵士たちはイエス様の死から3日目の日曜日まで、イエス様の墓の番をしましたが、この兵士たちが、イエス様の御復活の最初の証人となりました。 イエス様は公の生活の間に数回、御自分が殺されてからよみがえることを預言なさいましたが、無くなられてから3日目の朝にその預言は実現されました。 聖書にはそのときの様子が次のように書かれています。 「大きな地震が起こった。それは主の使い(天使)が天から下がって石に近づき、それをわきへころがして、その上に座ったからである。その姿は稲妻のように輝き、その衣は雪のように白かった。見張りの人(兵士)たちは、恐ろしさのあまり、ふるえあがり、死人のようになった」 (マタイ27・57〜28・4、マルコ15・42〜47、ルカ23・50〜56、ヨハネ19・31〜42)
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