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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第51課 ナインのやもめの息子 |
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イエス様は、ガリラヤの北の方で山上の説教を述べられた後、弟子たちと一緒にガリラヤの南の方のナインという町へ行かれましたが、その町に行かれる途中、ある行列をご覧になりました。 それは葬式の行列で、聖書によりますと、あるやもめのひとり息子が死んで運び出されるところでした。 その時、二つの行列が同じ道を向かいあって進んでいました。 一つは死を悲しむ行列で、もう一つは命を与えるイエス様の行列でした。二つの行列は丁度ナインの町の門の前で出会いました。 イエス様は、息子を亡くして泣いている母をご覧になって、あわれに思われ、「泣くことはない」とおっしゃって、棺に手をお触れになり、「若者よ、わたしはあなたに言う。起きなさい」とおっしゃいました。 そのあとの様子は聖書に次のように書かれています。 「死人は起きあがって口をきき始めた。そこで、イエスは息子をその母にお渡しになった。人々は皆恐れを抱き、神をほ めたたえて、『偉大な預言者がわれわれの間に現われた』とか、『神がその民を訪れてくださったのだ』とか言った。イエスについてのこのうわさは、ユダヤ全土と周囲の地方に、あまねく広まった」 このように、イエス様はその息子を奇跡的におよみがえらせになったのです。イエス様はそれまでにも何回も病気で苦しんでいる人々をおあわれみになり、彼らを奇跡的にお癒しになりました。 しかし、ナインの町では初めて死人を復活させられたのですから、その出来事を見た人たちが感激したのは当然のことでした。 (ルカ7・11〜17)
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