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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第50課 山上の説教結び |
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今迄話しましたように、イエス様は山上の説教で、たくさんのすばらしい教えを述べられました。 それが全部実行できると人は聖人になります。これはむずかしいことですが、山上の説教の終りに、イエス様は天国に入りたいと思えば、できるだけ完全にその「み教え」を実行するようにお勧めになりました。 「狭い門から入りなさい。滅びへの門は広く、そこに通じる道は広々としていて、そこから入る者は多い」と、イエス様はおっしゃいました。 また、前に書きましたように、イエス様は神様の恵みを受けるために、よく祈るようにお勧めになりましたが、その後で、永遠の救いを得るためには、口で祈るだけでなく、ご自分の「み教え」に従って生活し、神様の「み旨」にかなうことが必要であることを教えられました。 「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るのではない。天におられるわたしの父の《み旨》を行なう者だけが入るのである」とおっしゃったのです。 そして最後に、山上の説教の結びとして、人生を建物にたとえて、ご自分のみ教えを生活の土台とするようにお勧めになりました。 「以上のわたしの言葉を聞いて実行する者は皆、岩の上に家を建てた賢い人にたとえられる。 雨が降り、大水となり、風が吹いて、その家を襲ったが、倒れなかった。 その家は岩の上に土台を据えていたからである。 しかし、わたしの言葉を聞くだけで実行しない者は、砂の上に家を建てた愚かな人にたとえられる。 雨が降り、大水となり、風が吹いて、その家に襲いかかると、家は倒れたが、その倒れようはひどかった」 とイエス様はおっしゃいました。 自分の生活の土台は何であるかを度々考えるべきだと思います。 (マタイ7・13〜29)
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