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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第7課 12才のイエス |
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イエス様はマリア様、そしてヨセフと一緒にしばらくの間エジプトでお暮らしになりましたが、ヘロデの死後、イスラエルのナザレという町に戻られ、イエス様は30才になる迄、そこで普通の人と同じような生活をお送りになりました。 イエス様はその30年の間に一度だけ、神としての知恵をお示しになりました。それはイエス様が12才の時でした。 イエス様は、マリア様とヨセフと一緒に過越の祭を祝うためにエルサレムへ行かれましたが、帰りに行方不明になられました。 ナザレから来た人々は、朝早くエルサレムを出発しました。マリア様とヨセフは、イエス様が親戚の人たちと一緒に歩いておられるものと思い込んでいましたが、夜になってイエス様がいらっしゃらないのに気づきました。二人はエルサレムへ戻り、イエス様を捜しました。そして三日目に、神殿で学者たちの真ん中に座って問答をしておられるイエス様を見つけました。 その時、年寄りの学者たちは、イエス様のすばらしい話しを聞いて、12才の男の子にこれほどまでの知恵があることに驚き、大変感心しました。 その時、マリア様がイエス様に向かって「あなたは、どうしてこんなことをしましたか。お父さまもわたしも心配して、あなたを捜していたのです」と言うと、イエス様は「どうして、わたくしをお捜しになったのですか。わたくしが自分の父の家にいるのはあたりまえだということをご存じなかったのですか」とお答えになりました。 これはイエス様の聖書の中での初めての「み言葉」ですが、その時、イエス様は、はっきりと、神様のお独り子としての使命をお示しになったのであります。 (ルカ 2・39〜50)
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