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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第3課 イエスの誕生 |
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マリア様がナザレヘ帰ってから数ケ月後、ローマ皇帝の命令によって、イスラエルの国で国勢調査が行われることになり、イスラエルの人々は皆、自分の本籍地へ戻って、名前を届けなければならないことになりました。ヨセフの本籍地は南の方の町ベツレヘムでしたので、マリア様を連れてそこへ出かけました。二人がベツレヘムについてからのことが聖書に次のように書かれています。
「二人がそこにいる間に、マリアはお産の日が満ちて、男の初子を産んだ。そして、その子をうぶぎにくるみ、かいばおけに寝かせた。宿屋には、彼らのために場所がなかったからである」 つまり長い旅を終えてマリア様とヨセフがベツレヘムに着いた時には、すでに宿屋はどこもいっぱいで泊まる所がなく、二人は馬小屋で泊まることになりました。 そして、イエス様はその馬小屋でお生まれになったのです。 神様のおん独り子であり、また、全人類の救い主であるイエス様が、そのような貧しい所でお生まれになったのは、偶然のことではなく、神様の御計画によるものでした。 イエス様は貧しい所でお生まれになっただけではなく、十字架上で亡くなられる迄の33年間、ずっと貧しい生活をお送りになりました。それは私たちに大事なことを教えられるためでした。 お金があって、ぜいたくな生活ができる人は幸せだと、よく言われますが、イエス様は貧しい所で生まれ、貧しい生活を送られることによって、お金や、物質的財産よりも、霊的な富の方が大事だということを教えられました。 そのことを、あの有名な山上の説教の中でイエス様は「心の貧しい人は幸いである、神の国は彼らのものである」とおっしゃったのであります。(ルカ 2・6〜7)
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