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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第2課 マリアのエリサベツ訪問 |
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天使ガブリエルはナザレでマリア様に現われる6ケ月前に、エルサレムの神殿でザカリアという1人の祭司に現われました。 ザカリアと妻のエリサベツには、子供がなく、2人とも年を取っていました。ガブリエルは、この2人の間に子供が出来ると知らせたのです。 それからしばらくして、ガブリエルが告げたように、エリサベツはみごもったのです。こうしてザカリアとエリサベツは、旧約時代の最後の預言者になった洗礼者ヨハネの両親になりました。 天使ガブリエルがマリア様に現われた時に、そのことを告げましたので、マリア様はエリサベツの世話をするために、ザカリアとエリサベツが住んでいるイスラエルの南の方のエンカレンヘ行きました。 マリア様がエンカレンに着いてエリサベツに挨拶した時、エリサベツは大変喜んで「あなたは女のうちで祝福されたかた、あなたの胎内の子も祝福されています。わが主のおん母がわたくしのところにおいでくださるとは、いったいどうしたことでしょう。あなたのあいさつの声が、わたしの耳に入ったとき、胎内のわが子が喜んでおどりました。主から自分に告げられたことが成就すると信じたかたはほんとうにお幸せなことです」と声高らかに叫びました。 エリサベツの挨拶に対してマリア様は「わたくしの魂は主をあがめ、わたくしの霊は救い主である神を喜びたたえ、おどります。主が、その《はしため》の卑しさをかえりみてくださったからです。そうです。今から後、いつの時代の人々も、わたくしを幸いな者と呼ぶでしょう。力あるおん者が、わたくしに偉大な業をなさったからです」と言いました。 マリア様は3ケ月間、つまり洗礼者ヨハネが生まれる迄エンカレンに滞在し、その後、ナザレへ帰っていいなずけであったヨセフと結婚しました。しかし、この2人は終生童貞を守り、ヨセフはイエス様の養父になりました。 (ルカ 1・41〜49)
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