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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第43課 施し |
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イエス様は山上の説教で、弟子たちの使命についてお話しになった時、弟子たちは善い行いによって世の中を照らすべきであるとおっしゃいました。 そのあとでイエス様は、善い行いをする時には謙遜な心を持たなければならないと強調なさいました。 つまり、傲慢な心によって自分の名誉のためや、人々に誉められるためにするよい行いは、偽善になり、その精神的な価値もなくなると教えられました。 その一つの例として、どういうふうに施しをするべきかを説明なさいました。 「あなたがたは、人々の前で自分の善い行いを見せびらかさないように気をつけなさい。…施しをするときには、偽善者たちが人々からほめられるために会堂や通りでするように、自分の前でラッパを吹きならしてはならない。…彼らはすでにその報いを受けているのである。あなたが施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。これは、あなたの施しを隠しておくためである。そうすれば、隠れたことをごらんになるあなたの父は、報いてくださるであろう」 私たちは何をする時でも、まず第一に自分の利益を考える傾向があります。人を助けるための施しをする場合でも、相手のことよりも自分のことを考えてする時があります。 つまり、自分がやっている善いことを人々に認めてもらって、誉められ、感謝されたいからするのです。 そうでなければ損をしたような感じがするからです。 しかし、イエス様は正反対のことを教えられ、神様だけご存じの善行が一番尊いものだとおっしゃいました。 それは本当の愛の行いだからです。 (マタイ6・1〜4)
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