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イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。
ここでは、それを短い123のストーリーに順番に記しています。
求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。
1日1課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。
第10課 悪魔の誘惑 |
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イエス様は洗礼者ヨハネから洗礼をお受けになってから、近くの荒れ野で40日間断食なさいましたが、その40日間が終わった時、悪魔が現われイエス様を誘惑しました。 初めに悪魔はイエス様が飢えていることを知って「もし、あなたが神の子なら、これらの石がパンになるように命じなさい」と言いました。 しかし、イエス様は「人はパンだけで生きるのではない。神の口から出るすべてのことばによって生きる」とお答えになりました。 それから悪魔はイエス様をエルサレムの神殿の一番高い所へ連れて行き「もし、あなたが神の子なら、身を投げなさい。神はあなたのために天使たちに命じ、あなたの足が石に打ちあたらないように手であなたをささえさせる」と言いましたが、イエス様は「あなたの神、主を試みてはならない」とお答えになりました。 その時、悪魔は飢えている体を楽にするために奇跡的にパンを作るように、また人々の関心を集めるために、つまり自分の名誉のために高い所から体を投げて、奇跡的に傷つくことなく地面に落ちるようにイエス様を誘惑したのです。イエス様はあとで人々を助けるためにたくさんの奇跡を行われましたが、ご自分の生活を楽にするためや、ご自分の利益のためには奇跡を一度も行われませんでした。 最後に悪魔はイエス様を高い山へ案内して「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むならば、これらのものを皆あなたにあげよう」と言いましたが、イエス様は「サタンよ、退け。あなたの神、主を拝み、ただ主のみに仕えよ」とおっしゃったのであります。 悪魔は、イエス様を試みたように、私たちにも自分の利益のために悪いことをするように誘惑しますが、その時私たちがその誘惑に負けるかどうかによって、イエス様の本当の弟子であるかどうかということがわかるのであります。 (マタイ 4・1〜11)
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