イエス・キリストの生涯は、新約聖書の福音書に書かれてあります。

ここでは、それを短い１２３のストーリーに順番に記しています。

求道者、もしくはキリスト教に興味がある人が主イエスの生涯と教えに触れるには、きっとお役立ちいただけると思います。

１日１課でもいいですし、いくつかまとめて読んでもいいかも知れませんね。

第60課　弟子の派遣

		イエス様は２年近く福音宣教をなさってから、ある日、弟子たちをガリラヤの付近へ宣教にお遣わしになりました。　そして弟子たちが出発する前にイエス様は彼らにいろいろの戒めを述べられました。「行く先々で、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。病人をいやし、死...

第61課　パンと魚をふやす

		弟子たちが宣教の旅から帰ってイエス様のもとへ戻った時、イエス様は「さあ、あなたたちだけ、ついて来なさい。人里離れた所に行こう。そこでしばらく休みなさい」とおっしゃいました。　それからイエス様は弟子たちと一緒に舟に乗られ、ガリラヤ湖の北の方へ行かれまし...

第62課　イエスは水の上を歩かれる

		ガリラヤ湖のほとりでイエス様が５つのパンと２匹の魚をおふやしになって、５０００人以上の人々を満腹させられた奇跡を見た人は、「正にこの方こそ、この世に来られるはずの預言者だ」と言って、イエス様を王様にしようとしました。　しかし、イエス様は人々に霊的な救...

第63課　命のパン

		イエス様が水の上を歩かれ、奇跡を行なわれた翌日、イエス様がおふやしになった食べ物を食べた人々の中の幾人かは、舟に乗ってイエス様を捜しに行き、カファルナウムの会堂で見つけました。　イエス様は彼らを御覧になって、「あなたたちがわたしを捜し求めるのは、しる...

第64課　人を汚すもの

		或る日、ファリサイ派の人たちがイエス様に近づいて、「なぜあなたの弟子たちは、昔の人の言い伝えを破るのですか。彼らは食事の前に手を洗いません」と言いました。　イエス様の弟子たちの手がきたないというのではなく、彼らがファリサイ派の人たちが作った規則を守っ...

第65課　口のきけない人

		イエス様が十字架上で亡くなられる迄、およそ１年を残すのみとなりました。　その頃、イエス様がガリラヤのどこへ行かれても、イエス様の話を聞こうとして、大勢の人々が集まってきました。　しかし、ファリサイ派の人々は、たびたび群衆にまじってイエス様をいじめまし...

第66課　種々の奇跡

		先に行なわれた奇跡の話を聞いた人々が、方々から大勢の病人を連れてイエス様のところに集まってきました。　聖書にはその時の様子が次のように書かれています。 「大勢の群衆が足の不自由な人、目の見えない人、体の不自由な人、口のきけない人、その他多くの病人を連...

第67課　天からのしるし

		イエス様は弟子たちと一緒に舟に乗ってガリラヤ湖の対岸、つまり西の岸辺へ行かれました。　そこに、或るファリサイ派の人たちがやって来て、イエス様を試みようとして、ご自分が救い主である証明に天からのしるしを求めました。　すでに、イエス様は、苦しんでいる人、�...

第68課　ペトロの信仰告白

		そのあとでイエス様はもう少し北の方、ヘルモン山のふもとのフィリポ・カイザリア地方へ弟子たちと一緒に行かれました。　そこでイエス様は弟子たちに「人々は人の子（私）を何者だと言っているか」とお尋ねになりました。　弟子たちは「洗礼者ヨハネだと言う者もあれば�...

第69課　ペトロの首位権の約束

		ひき続いてイエス様は、「あなたはペトロである。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう。よみの国の門も、これに勝つことはできない」とおっしゃいました。　ペトロのもとの名前はシモンでした。しかし、イエス様は彼の上にご自分の教会を建てられるつもりでした...