|
これはクリスチャンでなくとも興味がある問題だと思います。
2004年度の日本の離婚件数は27万6000組にものぼり、また、子供に愛を持てずに虐待をしてしまうという悲しい出来事も年々増加しています。
夫婦が、親子が、兄弟が、また家族が素晴らしいものとなるヒントが、ここには沢山あると思います。
4−2:従順 |
|
|
|
両親がすべきことは、三つあります。 愛すること、しつけること、そして教えることです。 では、家庭における子供の義務とは何でしょうか。子どもの役割とは何でしょうか。
聖書は、「子どもたちよ、両親が正しい時には従いなさい。」とは教えません。 「子どもたちよ、(たとえ両親が間違っていても) 主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。」(エペソ人への手紙6:1) と教えます。
イエス様の幼児期の記録が、まったく見当たらないという人がいます。 しかし、イエス様の幼児期の記録は、わずかですが残っていて、明らかにされています。本当にすばらしい表現で、イエス様について語られています。 「それからイエスは、いっしょに下って行かれ、ナザレに帰って、両親に仕えられた。」(ルカの福音書 2:51) つまり、イエス様は母親と養父に仕えました。 イエス様とは、だれでしたか。両親に仕えたこの子どもは、だれでしたか。神様の永遠なる息子でした。全世界の造り主でした。
「すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。」(ヨハネの福音書 1:3)イエス様は主であられ、天におけるすべてのものの主人です。その方が従順になられるとは、何とすばらしい教えでしょう。
「父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。」(エペソ人への手紙6:4) 多くの若い人々は、両親に従うことが恥ずかしく、自分で自分の首を絞め、縛るものと考えます。 イエス様もそのように考えたでしょうか。いいえ、そのようには考えませんでした。 もし、熱心なクリスチャン両親の忠告に注意深く従っていれば、若い人の人生が束縛されたり、さ迷ったりしないでしょう。 神様に仕える両親のしっかりした教えに従うならば、若者は成長を妨げられるとか、横道へそれたり、傷つけられたりはしないでしょう。イエス様は、神様に託された働きを30歳から始めましたが、家を離れるまでは地上の両親に従いました。
従順であることは、当然です。それには、楽しいことも楽しくないことも含まれます。 かぎになる言葉は、「主にあって」です。 子どもたちは、「主にあって」従わなければなりません。クリスチャンの親でも、間違ったことを要求するかもしれません。それでも、子どもは従わなければなりません。 「子どもたちよ。すべてのことについて、両親に従いなさい。それは主に喜ばれることだからです。」(コロサイ人への手紙3:20)
しかし、両親自らも、間違いをすることを承知しておかなければなりません。 どんな人間的な権威があろうとも、神様の教えを一つでも破るように強いることはできません。 聖書は言います。 「また、わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、むしろ大きい石臼を首にゆわえつけられて、海に投げ込まれたほうがましです。」(マルコの福音書9:42)
|
|
|
|
|
|
|