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これはクリスチャンでなくとも興味がある問題だと思います。
2004年度の日本の離婚件数は27万6000組にものぼり、また、子供に愛を持てずに虐待をしてしまうという悲しい出来事も年々増加しています。
夫婦が、親子が、兄弟が、また家族が素晴らしいものとなるヒントが、ここには沢山あると思います。
1−2:神聖な結婚 |
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結婚するときには、いろいろなことを期待します。ある人々は、肉体的魅力、経済的安定、物質的安定、情緒的安定、性的調和、両親からの独立、嫌な家庭からの逃避、自己嫌悪などのまちがった動機から結婚します。 動機が不純であれば、その結婚は遅かれ早かれ壊れてしまいます。結婚する二人は、結婚前にお互いに対して本当に正直に心を開かなければなりません。過去に付き合った人々との社会的、精神的、肉体的関係などについて、率直に尋ね合うべきです。正直に話し合うことによって、将来その結婚が壊れてしまうような事態を防ぐことができるでしょう。 実際、ロマンチックな関係を持つためには、時々離れてみる時間も必要です。これは、神様の意志を確認する基本的なことです。一時期離れていることで、あなたが自分の結婚相手とより親密になれるか、ほかの人に心が向いているか分かります。あなたがたの関係を、ぜひ時間をかけて確認してください。
神様は、私たち一人一人が結婚によってその必要を満たすように計画されました。配偶者、家族、社会への適応、性的関係、そのほか多くの必要が結婚によって満たされます。「それゆえ、人はその父と母を離れ、妻と結ばれ、ふたりは一心同体となる。」(エペソ人への手紙5:31) 神様は、人を慰め、幸福にし、健全に生かすために、結婚を定められました。それは、神様独自のご計画です。人間の考えによって後天的にできた関係ではありません。また、人間が生存するようになったときからの習慣でもありません。さらに、せつな的に結ぶ単なる人間関係でもありません。 結婚は、神様の創造の一部分であり、神聖なご計画です。お互いが生涯をかけて築き合うように定められています。「こういうわけで、人は、神が結び合わせたものを引き離してはなりません。」(マルコの福音書10:9) 男性と女性が肉体的にも精神的にも一つに結び合い、子どもたちをこの世に生み出す幸いを持つことこそ、神様の定められたご計画です。
この地上で、結婚関係ほど親密で神聖な人間関係はありません。その関係は、親子関係にも勝るものです。私たちの救い主ご自身が言われました。「それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。」(創世記 2:24) このことは、決して両親をおろそかにすることではありません。結婚関係とその義務について述べています。男性と女性が結婚の誓約を交わした瞬間から、お互いに最高の関係が生じます。
福音を教える牧師は、クリスチャン同士の結婚を執り行うべきです。結婚は厳粛なものであり、よくも悪くもなる可能性を持ち、永遠の運命によって夫婦が密接な関係を持つもので、初めに安易でいいかげんなスタートをすることは許されません。 結婚で二人の心と命が結び合わされ、人生を共有します。これは、人が罪を犯す前に定められた神様独自のご計画でした。「それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。」(創世記2:24) 一つとは、分かれることのできない数を意味しています。
ここに、結婚に関する神様の教えの有名な引用文があります。 「もし女性が男性を支配することが神様のご計画なら、神様はアダムの頭から女性を造られたでしょう。女性を男性の奴隷にするご計画なら、アダムの足から女性を造られたでしょう。しかし、神様は男性のわき腹から女性を造られ、男性のよき助け手であると同時に、同等なものとして造られたのです。」(アウグスチヌス)
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